ラッピングカーの魅力とは?
2018年6月9日

路線バスのラッピング

車体に広告をラッピングした路線バスは、今ではめずらしくありません。

バスの車両への全面広告自体は、バス会社の赤字対策のため、以前から日本各地で行われていましたが、1990年頃から粘着フィルムに広告を印刷して車体に貼付ける方法が行われるようになり盛んになってきました。従来の塗装を施す方法と比べると、撤去作業もしやすく、短期間での広告にも向いています。

ドアなどの稼働部や排気口はフィルムをカットして貼付ける、車窓からの可視性を確保してメッシュ上のフィルムを使用するなどが可能なため、車両の運行に対しても安全で快適な広告方法となっています。路線バスのラッピングの際に、特に配慮が必要なことはバス停留所に待つ客が、車体の色やデザインでバス会社を見分けて乗車することが多いために、車体の前の部分はラッピングしないで元の車体の色が見えるようにするなどの工夫です。

また各地域の自治体の条例などによって、地域の景観との兼ね合いから内容やデザインなどが制限されたり、運行が認められない場合もあります。路線バスの広告はかつて車内への掲示で乗客のみを対象としていましたが、ラッピングによって乗客以外の街を行き交う多くの人たちに見てもらう機会の創出となります。

建物の広告掲示よりも無理のない目線の位置にあり、魅力的な広告方法となっています。また地域の公共交通を担う路線バスのラッピングは、企業の営利目的だけでなく、環境保全に貢献する内容や、自治体からのイベントや制度のお知らせなど、公共的な視点を取り入れた広告にも適していると言えるでしょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *